トップページ
ごあいさつ
What'sエゾウコギ?
薬効成分
適応症と効用
製品ラインナップ
お問合せ

「えぞうこぎ」の植物分類とウコギ科植物
「えぞうこぎ」は「オタネニンジン」などと同じウコギ科の植物です。
 日本に9種類あるウコギ科の植物でなじみの深いものとしては、「朝鮮人参」「ウド」「タラノキ」「トチバニンジン」「ハリギリ」「ハリブキ」などが良く知られております、他には「ヒメウコギ」「オニウコギ」などがあります。
いずれも薬効成分を含む植物として古来より民間療法に供されてきていたものです。そのなかで和名「えぞうこぎ」は学名「アカントパナックス・センテコサス・ハルムス」といいます。
エゾウコギの開花 エゾウコギの果実 採取風景

もともとウコギ科の植物には生薬として使われるものが数多くあります。朝鮮人参は代表的なものですが、日本中に自生しているウコギも漢方の生薬として昔から用いられてきたのです。
中国の古い本草書である『本草綱目(ほんぞうこうもく)』には「気を順にし、痰を切り、血行をよくし、精を養い、肝腎(かんじん)を補い、筋骨(きんこつ)を堅くし、目を明にし、風寒を退け、古血を逐(お)うい、疝気(せんき)腹痛を治(なお)し、陰萎(いんなえ)るを治(なお)す」と、まるで万能薬のごとき扱いの記述が見られます。
ウコギの薬効は庶民にも知られていたらしく、若芽をご飯に炊き込む“ウコギ飯”もよく食べられていました。「オタネニンジン」「ウド」「タラノキ」「トチバニンジン」「ハリギリ」「ハリブキ」などのウコギ科の植物も漢方薬や民間薬として広く古来より使われてきました。
「えぞうこぎ」の生育環境と生育地
「えぞうこぎ」は日本では北海道東部(北見・足寄・帯広)のみに自生する落葉潅木で、よく育ったものなら3〜5mほどになります。根元より群生し、枝の樹皮は灰褐色で若いうちは針状のトゲがあります。7〜8月にヤツデの花を小さくしたような白い花を多数固まって付け、雌雄異株で雌株は9〜10月にかけて5〜6m/mの楕円形の黒色の実をつけます。
生育好適地は山中で沢沿いの水はけの良いやや日陰のところです。
ロシアのサハリン(樺太)、東シベリアのアムール川流域、中国の東北部(旧満州)黒龍江、吉林、遼寧、河北、山西の各省と小興安嶺を中心とする東アジア地域の冷涼な気候の地域にも自生が確認されております。
ロシア名は「エレウテロコック」、中国名は「刺五加(ツーウーチャ)」と呼ばれております。
 「えぞうこぎ」の発見
「えぞうこぎ」の発見はロシア(当時のソ連)でした。1960年代に旧ソ連科学アカデミーが研究をスタートさせました。1968年ソ連科学アカデミーのブレークマン博士が「エレウテロコックの有用性」を発表して一躍脚光をあびました。このチームが「えぞうこぎ」の研究に着手したキッカケはエゾウコギも朝鮮人参と同じウコギ科の植物であり成分も似ているだろう推測したからでした。

一方の自生地域である中国では、漢方の研究があれほどさかんであったのにもかかわらず、不思議にも、この薬草の効果は遅くまで発見されませんでした。
これはおそらく朝鮮人参の生育するところにエゾウコギが生育しないという事から、朝鮮人参にばかり目がいきついつい見逃してしまったのかもしれません。
ソ連の発表から遅れる事10年後の1977年版「中華人民共和国薬典」に「刺五加(ツーウーチャ)」を正式に収録し、国の法定漢方薬に指定しております。

一般的にはまったく無名であったエゾウコギですが、実は自然の民北海道のアイヌ民族の人達は昔からこれを神聖な植物として珍重しておりました。アイヌの人達は経験的にエゾウコギの薬効にきがついていたと思われます。また、幹全体にトゲが密生しているので悪霊退散のまじないのような事にも門口に吊るして使っていたようです。
こんな風に北海道東部ではしばしば見かける珍しくない植物のひとつだったのです。

明治以降の北海道開拓民にはエゾウコギは嫌われものだったようです。というのも茎に鋭いトゲが密生しているため畑を切り開く時ケガをすることも多かったからです。
しかも、焼き払ったあとも再生力が強いので地下からすぐに芽を出してきます。このためエゾウコギは根こそぎ掘り起こして焼き捨てていたのでした。
嫌っていたのは開拓民だけでなく、トリやヘビからもこのトゲのために敬遠されていたようです。
このため『トリトマラズ』とか『ヘビノボラズ』といった異名さえつけられていたのでした。
薬効が知られるようになった最近では、逆に自生するエゾウコギを採集・伐採しに行く人も増え、道路端の木は激減しています。こうした優れた薬効のある植物とは上手に共存していきたいものです。

中国では「刺五加(ツーウーチャ)」は古くから研究され、16世紀の中国の「本草綱目」には「刺五加(エゾウコギ)のひとつかみは、車いっぱいの黄金にまさる」と記載されております。
ソ連では1968年ソ連科学アカデミーのブレークマン博士が「エレウテロコックの有用性」を発表してから一躍脚光をあびるようになり、オリンピック選手や宇宙飛行士に飲ませていた事が海外に広まりました。
この情報をキャッチしたNASAの宇宙食を研究していた世界生命調査研究所では、さっそく北海道大学薬学部薬用植物園に問い合わせました。同園では北海道内の生育分布を調査した結果、北海道東部地域(北見・足寄・帯広)を中心に自生している事が判明しました。同時に北海道のエゾウコギサンプルをNASAの研究所に送ったことから、急激にその話題はひろまり一気に注目を浴びるようになりました。